さまよう刃 (角川文庫 ひ 16-6)
2008年11月7日 読書 コメント (2)自分の子供が殺されたら、あなたは復讐しますか?
長峰重樹の娘、絵摩の死体が荒川の下流で発見される。犯人を告げる一本の密告電話が長峰の元に入った。それを聞いた長峰は半信半疑のまま、娘の復讐に動き出す――。遺族の復讐と少年犯罪をテーマにした問題作。
■読書
「復讐は是か非か?」という人間の本質に鋭く切り込む作品。大切な人を理不尽な手段で失い、相手は更正を期待され少年法の名のもとに保護される・・・この究極的な状況下では誰しもが理性と感情の葛藤に苛まれ、そして常時とはかけ離れた判断を下してしまうことも考えられなくはないと思う。もちろん私も例外ではなく、その状況下で理性を保てるかというと正直自信がない。
テレビドラマ『ホカベン』で「法律は弱者ためのものではなく、武器である」という弁護士の台詞がある。そして表現は不適切かもしれないけど、現代の未成年は少年法という武器を有利に使えるということは事実だと思う。少年法の功罪については不勉強のため論じることは出来ないけど、この問題を他人事みたいに無責任な正論を語るだけの人間にはなりたくない。
(め_め).。oO(硬い文章でしか表現できずごめんなさい)
コメント
(誕生日が12/4)
心理の分野も同じような事が言えると思います^^
二十歳になれば、いろいろな権利を得ることができるけど、それ相応の責任がのしかかってきます。でも19歳365日と20歳でそんなに変わるもんじゃない。区切りは大事だけど日々の継続的な努力はもっと大事だと思いますよ。
・・・とウザい人生の先輩を演じてみるテストwww