■映画
今日は20日の水曜日。定時日と1本1000円のMOVIXデーが重なるこの日にめんたいが映画に行かない訳があるだろうか、いやない(反語)ってことで、MOVIX宇都宮にてTOHOで上映していない『スカイ・クロラ』を鑑賞。

『スカイ・クロラ』
ショーとしての戦争が行われる、仮初めの平和の時代。永遠に年をとらない「キルドレ」のユーイチは、新たに兎離州基地に配属となった。過去の記憶のない彼だが、初めて乗る機体も身体に馴染み、エースの座に着く。基地司令のスイトはそんなユーイチを複雑な眼差しで見つめていた。そんなある日同僚のパイロット、ユダガワが撃墜され死亡してしまう。墜とした相手は、「ティーチャー」となのる敵のエースパイロットだった……。(goo映画より)

本編を通して感じたのはとにかく切ないストーリーだということ。永遠に年を取らないキルドレ、それを利用する大人、ただ見守ることしかできない人々。作中の登場人物が胸に秘めているやり場のない想いが観る者の心を揺さぶります。物語の大半が幻想的な表現で描かれているため、戦闘シーンの迫力あるリアルな描写が際立っており、逆を言えば、戦闘シーンのリアリティがそれ以外のシーンをどこか非日常的に感じさせています。作られた戦争の中でしか存在感を示すことのできないキルドレの生き様が、製作者の狙い通りに「絵」で表現されていると感じました。切なさという感情の先に何があるのか、それは個人の価値観や経験に依存するため、人それぞれ受け取る印象は違うと思います。でもその「違うこと」こそが、自分の人生を自分の意思で生きていることの証だということを、この作品を通じて感じました。

目:5点
頭:5点
心:5点
魂:4点

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