■映画
TOHOの1ヶ月フリーパス期間も2週目に突入。今日鑑賞したのは洋画2本。
『父親たちの星条旗』
アメリカ、ウィスコンシン州で葬儀社を営むひとりの老人。今、彼には最期の時が迫っていた。彼の名は、ジョン・“ドク”・ブラッドリー。彼は1945年、太平洋戦争の激戦地として名高い硫黄島に、海軍の衛生兵として出兵していた。しかも、その時撮られた1枚の写真によって、米国中から“英雄”と讃えられた輝かしい過去があった。しかし彼は、その事について決して語ろうとはしなかった……。硫黄島で何を見たのか。父は何故沈黙を貫こうとするのか。父の最期を見守る彼の息子が、硫黄島の真実を辿り始める……。(goo映画より抜粋)

まず圧倒されるのは戦場のシーンの臨場感。それは今まで見たどの戦争資料よりもリアルでした。大切なものを抱えたそれぞれの命が悲しすぎるほど脆く散っていく。この地から生きて帰ってくるために必要なものは、階級でも技術でもなく、ただ強運のみということが痛いほど分かります。作品の焦点がぼけててこの映画で製作者側の伝えたいことが分かりづらい、戦場のシーンと帰国後のシーンの切り替えが頻繁で物語にすんなりと入っていけないなど、惜しい点もありますが、戦場のシーンの凄惨さはそれを補って余りあるもの。続編の『硫黄島からの手紙』も期待大です。

目:☆☆☆☆☆
頭:☆☆
心:☆☆☆☆
魂:☆☆☆☆

『トゥモロー・ワールド』
2027年。我々人類にはすでに18年間も子供が誕生していない。このままでは、そう遠くない日、地球を引き継ぐ者はすべて地上から消え去ってしまう! 国家的事業に従事するセオは、人類の未来はおろか、自分の将来すら興味のない絶望を生きる男。しかし、彼は人類存続に関わる重要な鍵(キー)に接触する運命にあることを、まだ知らない…。(goo映画より抜粋)

子供が生まれなくなった未来という興味深い設定が全く生かされていないという印象。作品を通して全体的に重苦しくて暗い雰囲気なのは、子供が生まれないことに世界が絶望しているからと好意的な解釈ができるとしても、その世界で起こっている喧騒がただの欲望の連鎖なのか、それとも新しい生命が誕生しないことに対する人々の憤りが具現化したものなのか、非常に伝わりにくく、この作品の唯一の売りである設定が裏目に出ていると感じました。展開が早すぎて着いていけない、近未来が舞台なのに世界観が現代と変わらない、ストーリーが一本道と不満点を挙げればきりがないですが、何はともあれ、設定は面白いだけに、もう少し上手く料理して欲しかったというのが正直な感想です。

目:☆☆
頭:☆
心:☆
魂:☆

■MTG
今日の定例会は参加者5人。世界選手権上位のデッキをみんなで持ち寄って好きなデッキを使って対戦。感触が良かったら明日のFinals−千葉予選に出ようとも密かに思ってたんだけど、さすがに急すぎってことで断念。でも来週のFinals−東京予選には参加する予定なので、カード集めないとね。

コメント

hazzi-
hazzi-
2006年12月5日0:05

トゥモローワールドそんなにダメですか・・・
うーん、どうしようかな
設定はおもしろそうなんで気になってはいるのですが・・・

星条旗は
米兵がバタバタ倒れるシーンは血が滾ってしまいました
意図しているところは全く別なんでしょうが
やっぱりカタルシスを感じちゃうんですよね

めんたい
めんたい
2006年12月5日23:40

トゥモローワールドはもちろん個人の趣味趣向がありますから一概に見ないほうがいいとは言えませんが、僕の周りの評判は総じて悪いです。まあ好みが分かれる作品だということは間違いないと思います。

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