宇都宮で映画を鑑賞。今日は中国映画2作品。

『単騎、千里を走る』
長年の確執を抱えたまま病に倒れてしまった息子が交わした約束を代わりに果たすため、高田は中国大陸奥地への旅を決意する。民俗学を研究する息子の健一は、舞踏家・李加民の仮面劇「単騎、千里を走る。」を撮影するために中国・雲南省を再訪する約束をしていたのだった。単身訪れた言葉の通じない異郷の地で途方に暮れる高田だったが、息子のためにという一途な思いが、通訳の青年チュー・リンをはじめ現地の人々を次第に動かして行く。 (goo 映画より抜粋)

言葉の通じない人間同士の交流を描いた作品。中国側の俳優はほとんど素人らしく、素朴な演技が好感を持てました。僕の持っている中国人の印象と映画の中の中国人がほとんど同じだったのが、何より中国人の気質を正確に伝えてるなと感じました。気難しいところもあるけど、こちらが心を開けば相手も心を開いてくれるので、中国人は仲良くなればすごく義理堅い人が多いです。中国でこの映画が大ヒットしたこともすごく嬉しい。日本人と中国人には様々な誤解があるけど、政治がもめてるからって人々の交流が途絶えるのは本当にばからしいこと。中国人は大多数の人が自転車に乗ってるなんて未だに思ってる中国のことを良く知らない方におすすめします。
満足度:
☆☆☆☆★
オススメ度:
☆☆☆★★

『PROMISE』
生きる術さえも持たず、空腹に震える幼い少女・傾城の前に、運命を司る美しき神“満神”が現れた。「この世のすべての男からの寵愛と、不自由ない生活を約束しましょう。その代わり、お前は決して真実の愛を得ることはできない。それでもいいですか?」と問う満神に傾城は答えた、「それでもいい」と。やがて彼女は王妃となった。その頃、無敵を誇る大将軍・光明が、俊足の昆崙を自分の奴隷としていた。そして反乱の企てから王を救おうと、光明と昆崙は城へと向かうのだが……。 (goo映画より抜粋)

舞台設定は現実離れしていて荒唐無稽なんだけど、その中ではちゃんとまとまってる不思議な作品。ストーリーも主役4人の意図が複雑に絡み合って普通に面白かったです。最近の中国映画にありがちなCGもこれでもかってくらい全開で見てて爽快感すら得られました。過剰な中国アクション好きの方は見てください。
満足度:
☆☆☆☆★
オススメ度:
☆☆☆★★

夕方、中国の技術者が来日したので、一緒に夕食へ。今日見た映画の話をしたんだけど、『PROMISE』はかけたお金の割りに、中国ではあんまり人が入らなかったらしいです。反対に『単騎、千里を走る』は昨年の中国映画ランキングでトップだったとのこと。中国では上映している映画のDVDが普通に音楽ショップで売られている国なので(何でも客層が違うらしい)、一概に観客動員数だけで判断できないんだけど、まあ中国人の好みがなんとなく分かる気がしますね。

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